新規事業部門:永井 美帆

将来のキャリアを見据え、「業界を変える転職」を決意。

マスメディア業界、出版業界で活躍してきた永井さん。2023年より中部電力に入社し、自社アプリ「きずなネット」や、オウンドメディア「きずなネットよみものWeb」のコンテンツ制作を担当しています。「異業界から転職してきた理由は?」「前職の経験、知識をどう活かしているのか?」など、中部電力を選んだ理由や入社後の働き方を語っていただきました。 

永井 美帆 / 2023年キャリア入社
事業創造本部 データプラットフォームユニット(インタビュー当時)

前職では新聞業界で記者・ライターとして活躍。新聞記事、Webメディア、広告など様々な内容の案件を担う。「将来性のある業界での挑戦の機会」「働く環境や充実した待遇」を求め、中部電力に入社。

転職理由

異業界の中部電力で、自分の力が活かせるとは思わなかった。

――― 前職では、どのような仕事を担当していましたか?

前職では、新聞社系列の編集プロダクションに勤務し、新聞の記事や、新聞社が運営するWebメディアの企画から取材・原稿執筆・撮影までを一貫して担当していました。ジャンルは多岐にわたり、映画や音楽・アートなどの文化面から、教育、医療、スポーツ、地域情報などまで扱っていましたね。教育関連の取材のために大学を訪問したり、アマチュアスポーツの全国大会の取材など、貴重な経験を積めました。

――― 社会的影響も大きく、やりがいもある仕事だと思いますが、なぜ転職されたのでしょうか?

業界の将来性に不安を感じたからです。紙からWebに移行する中で、会社や事業に対する世の中のニーズも当然変化していきます。「どこかでキャリアチェンジしないと、厳しくなってくる」という危機感が日々、大きくなっていったんです。将来のキャリアのためにも「業界を変える」決意をし、転職活動をスタートさせました。

――― 最初から中部電力を転職先として考えていたのでしょうか?

現在のポジションに出会ったのは、本当に偶然です。地元が愛知県なので中部電力のことは以前から知っていましたが、まさか自分が活躍できるポジションがあるとは思っていませんでした。ですが転職活動を進めていくと、中部電力にコンテンツ制作を担うポジションがあり、培った力を活かせることがわかったんです。そして選考の中で企業の規模、事業の安定性、福利厚生の充実など多くの魅力を感じ、入社を決意しました。

現在の仕事内容

読者の「反応」を ダイレクトに感じ、より良いコンテンツを届ける。

――― 現在の仕事内容を教えてください。

当社が運営する学校連絡網アプリ「きずなネット」と、子育てにかかわる人々を応援するオウンドメディア「きずなネットよみものWeb」向けのコンテンツの企画から制作、運用を一貫して担当しています。ジャンルは子育てに役立つ「教育」「健康」「暮らし」「お出かけ」など様々で、月20本程度を配信し「きずなネット」のブランド価値向上と顧客接点の増加に努めています。

――― 学校や子育て、電力事業とは関係なさそうに思いますが、中部電力が運営している背景を教えてください。

当社では電力事業を主体としながらも、昔から様々な挑戦を続けています。その中で、顧客接点を作るためのシステムや仕組みを構築してきました。このシステムを活用して、より多くの方々の暮らしに貢献するサービスが数多く生まれましたが、その一つが「きずなネット」なんです。実は歴史も長く、2005年から開始している事業で、今では利用者100万人、導入実績1,800校・園以上と多くの人々の暮らしに欠かせないサービスにまで成長しました。

――― 前職で身につけたスキル、経験で現在の仕事で活かせていることはありますか?

企画、取材、原稿執筆という、世の中へコンテンツを配信する前までの業務は前職と一緒です。自分でも驚くくらい、スムーズに業務を覚えられましたね。一番大きな違いは、配信後の業務。検証や改善も担当でき、業務内容の幅が広がりました。毎日、夕方6時に記事が配信されるのですが、翌日にはどれくらい記事が読まれているかが数値として表れます。読者の反応をダイレクトに感じ、次の企画に活かせるのがやりがいです。

――― 印象に残っているお仕事を教えてください。

どの仕事も印象的ですが、読者参加型の新企画を立ち上げたことです。効果検証をする中で、「きずなネット」ではメディア側から一方的に情報提供するコンテンツよりも、読者の意見が反映されたコンテンツが読まれやすいという傾向がわかってきました。そこで読者から子育てや家族にまつわる悩みを募集し、自身も子育て中のママで、東海エリアで活躍するラジオDJの方にアドバイスしてもらう連載を始めることにしたんです。回数を重ねるごとに読者からの反応が増え、「Webならではの柔軟性」と、「読者が参加している感覚が大切なこと」を実感した仕事です。

前職時代との比較

営業、システム開発、分析などのエキスパートと一丸となり、目標達成を目指す。

――― 仕事の進め方で、前職との違いはありますか?

各分野のエキスパートがチームとなり、目標を追いかけるところでしょうか。私はコンテンツ制作の専門ですが、営業、システム開発、分析、マーケティングなど様々な分野のプロが一丸となってサービスの価値向上に挑戦しています。記事への誘導、データ分析、改善方法の立案などは一人ではできません。チームで意見を出し合い、協力しながら、顧客接点の増加やアクティブ率の向上を目指しています。

――― 入社して感じた意外な働き方はありますか?

フットワークの軽さは意外な点でした。新しい機能を盛り込みたいと考えた時に、システム開発がすぐにデモ画面を用意してくれ、短時間で実装まで実現できました。自分のアイデアがスピーディーにサービスに反映される醍醐味があります。また、良かった施策だけでなく、あまり良い反応が得られなかった施策に対しても「何が良くなかったのか」とメンバー間で話し合い、次に繋げるために建設的な議論ができる点も特徴です。

――― 中部電力の風土や雰囲気はいかがでしょうか?

事業創造本部は特に転職者の割合が多い気がします。私が所属する「データプラットフォームユニット」では30代〜40代のメンバーが、男女関係なく活躍しています。様々なバックグランドを持つメンバーが集まることで、新しいアイデアが生まれたり、自由闊達な意見が出たりする雰囲気がありますね。

――― 働き方やプライベートではどんな変化がありましたか?

前職と比べると、働き方は大きく変わりましたね。福利厚生やコンプライアンスなどの意識が非常に進んでいるため、残業がかなり少なくなりましたし、土日もしっかり休めています。また、週の半分くらいはリモート勤務で、効率的な働き方を実現できています。趣味が旅行なのですが、周りに休暇のことなども伝えておけば、長期休暇もとりやすいです。

――― 最後に、今後の目標について教えてください。

私の強みは「企画を立案する」「記事を書く」「考えを発信する」だと理解しています。その強みを発揮しながら、電力会社だからこそできるスケールの大きな仕事に将来的には挑戦したいと思っています。働く業界を変え、キャリアチェンジできたからこそ、新しい挑戦を楽しみながら働いていきます。

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