IT部門:神谷 宏

より上流工程で。より深く。決断者としてDXを牽引していく。

自動車部品メーカーのIT子会社に18年間勤務し、インフラやセキュリティのプロとして力を発揮していた神谷さん。「さらに上流工程に挑戦したい」「セキュリティをもっと極めたい」と、あくなき挑戦の舞台として、中部電力を選んだ理由などを語っていただきました。

神谷 宏 / 2022年キャリア入社
ITシステムセンター IT基盤・セキュリティグループ(インタビュー当時)

前職では自動車部品メーカーのIT子会社で社内SEとして勤務。親会社に常駐し、IT基盤環境の整備やインフラ領域での業務を担う。事業会社で上流工程から挑戦する機会を求め、中部電力に入社。

転職理由

セキュリティをさらに極めたい。中部電力でならより成長できる。

――― 前職では、どのような仕事を担当されていましたか?

前職時代は、自動車部品メーカーやそのグループ企業向けのプロジェクトを担当していました。立ち位置的には自動車部品メーカーの社内SEといった方がわかりやすいかもしれませんね。それもあり、プロジェクト内容が変わっても、向き合う相手は決まっていました。「IT基盤の構築、維持」「ネットワーク系の移設、運用」「仮想基盤の維持、管理」「インシデント対応・セキュリティ統制」など、経験してきたプロジェクトの内容は様々です。

――― やりがいも責任もある中、なぜ転職されたのでしょうか?

充実した日々を送っていましたが、今後のキャリアを考え、より主体的な立場で自分の意志を反映していける環境に挑戦したいと思ったからです。加えて、今まで培ってきた「インフラ」「セキュリティ」といった強みをさらに伸ばしていきたいと考えていました。これらの軸を基に、色々な企業を見る中で出会ったのが中部電力でした。

――― 未経験の電力業界に不安はありませんでしたか?

不安はほとんどなく、むしろ楽しみが上回っていましたね。未知の世界だからこそ学ぶ機会も多く、より自分を成長させる良い機会だと感じました。もちろん、そう思えるのも社内SEとしての技術的な知見や、各部署との合意形成を通じて培われたコミュニケーション力があったからです。自分の強みを活かしながら、新しい挑戦も可能。エンジニアとして最高の舞台だと感じました。

現在の仕事内容

主体性を発揮し、「やるべきこと」に集中。

――― 現在の仕事内容を教えてください。

セキュリティ関連のプロジェクトに携わっています。例えば、「グループ会社全体のセキュリティ対策」。インシデントが起こった際の対応はもちろん、インシデント自体が発生しないような未然の対策なども考えます。また、「監視の高度化」などにも携わっており、セキュリティ監視システム企画を担当。情報システムのセキュリティ脅威からの被害を最小限に抑えるため、監視・分析する仕組みを構築しています。

――― 中部電力のエンジニアならではの特徴はありますか?

セキュリティのゴールは、どの企業も同じかもしれませんが、達成するためのエンジニアの働き方や対応方法は企業によって違いがあると思います。中部電力の場合は、主体性あるポジションで活躍できる点が特徴ですね。セキュリティ対策の立案から実行まで、スピード感をもって推進していけます。

――― 印象に残っているプロジェクトはありますか?

入社し最初に取り組んだ、「グループ会社向けのリモートアクセス環境脆弱性管理の運用体制構築」が印象に残っています。緊急度の高い脆弱性を各社に連絡する管理体制をつくりました。各社が利用しているリモートアクセス環境の製品情報を中部電力で集中管理するのですが、多くの関係者と協業する中で中部電力での働き方が深く学べました。業務を進めるごとに環境理解と人間関係が深まり、コミュニケーションが円滑にできるようになった思い出深いプロジェクトです。

――― セキュリティ分野の面白みはなんでしょうか?

セキュリティはITを活用する上で必須の知識です。昔は、個人のPCやスマートフォンも便利なツールと感じる一方で、情報が漏れてしまわないかなど不安を感じることもありました。しかし、業務を通じて認証や暗号通信の仕組みを理解することにより、安心して活用していける知識が身につきました。またITは利便性とセキュリティが両輪で進化していきます。最新の技術に触れ成長を感じながら業務ができる点も、面白みの一つです。

前職時代との比較

自由度が高い分、良い緊張感を持ちながら決断していく。

――― 前職との働き方の違いはありますか?

やはり、決断者であるという点でしょうか。サポートや支援する立場ではなく「どんな施策を実施するべきか」という、上流工程の検討フェーズなどから関わり、決断していく立場で活躍できることは大きな違いだと思います。中部電力は自由度がとても高く意見が通りやすいですが、その分「課題の本質を議論する」「コストパフォーマンスを考慮する」など、前職で培った経験も活かしながらプロジェクトを牽引していきたいです。

――― 中部電力だからこその使命は感じますか?

前職の自動車業界も万が一が起きないようにという意識は非常に高かったですが、我々は社会インフラ業者として、事業継続に大きな社会的責務を負っているため使命感や責任感は前職以上かもしれません。これまで施設の安定稼働や安全管理などに関しては万全を期してきましたが、近年では情報セキュリティ対策も重要な取り組みとして社内で認知されています。

――― 社内の雰囲気はいかがでしょうか?

とても協力的です。「このアイデアはどうだろう」「新しい方法は受け入れられるかな」など、少しでも気になることがあればすぐに周りに相談。メンバーも気軽に相談に乗ってくれ、意見を言ってくれるのが心強いですし、嬉しいです。グループ会社や外部のベンダーなど数多くの方々と働いていますが、一つのチームとなり良い方法を考え、作ろうという雰囲気が広がっています。

――― 働き方やプライベートではどんな変化がありましたか?

名古屋出身ということもあり、やはり愛着がある土地で活躍したい気持ちが強かったので、名古屋勤務は魅力でしたね。また、前職時代は通勤時間が片道1時間半かかっていたのが現在は30分程に短縮。プライベートの時間も増え、リフレッシュできる機会も増えました。

――― 最後に、今後の目標について教えてください。

今後も様々な新技術が生まれ、ITがビジネスや暮らしに与える影響は強くなっていきます。IoTなどすべてのものがインターネットとつながる世の中になっていますが、利便性と安全性を両立したシステムや体制づくりを進めていきます。

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