グローバル部門:浅井 強太

4,000億円程度の戦略的投資。培った経験を発揮できる舞台。

ガス関連の企業で投資業務などを行ってきた浅井さん。2022年より中部電力に入社し、グローバル事業本部の連結決算総括や業績管理を担当しています。「前職の経験、知識をどう活かしているのか?」「中部電力の魅力はどこにあるか?」など、転職の理由や中部電力の特徴などを語っていただきました。 

浅井 強太 / 2022年キャリア入社
グローバル事業本部 ポートフォリオ・マネジメントユニット(インタビュー当時)

中部電力に入社する前は、商社やガス会社でガス製品の輸入や投資業務、国内企業の買収案件などを担当。今まで培ってきた力を存分に発揮し、海外投資の醍醐味をより感じられる環境を求め、中部電力に入社。

転職理由

海外投資へのこだわり。難度が高い分、得られる経験も無限。

――― 前職では、どのような仕事を担当していましたか?

中部電力に入社する前は2社経験しました。1社目は商社。ガス製品の輸入業務を経験し、後半は投資業務にも挑戦しました。そして、2社目はガス会社。1社目の経験を活かし、ガス事業への投資を担当。投資先となる企業や事業の探索から調査、売主との交渉、投資実行後の投資先管理等に携わっていました。投資の金額は数十億円レベルということもあり、プロセス全体を通じて担当することができ、やりがいも大きかったですね。

――― 投資業務のプロとして実績を上げていましたが、なぜ転職を考えたのでしょうか?

私は投資業務でも「海外投資」にやりがいを感じていました。例えば、新興国などは日本とはまったく事業環境が異なります。そのため、プロジェクトごとにビジネスの考え方、ルール、商習慣を学ぶ必要があります。当然、案件難度も高くなりますが、プロジェクトを進める中での成長機会も豊富です。しかし、新型コロナの影響で前職時代はチャンスが減ってしまい、転職を考えるようになりました。

――― 中部電力に転職を決めた理由は?

ちょうど転職を考え始めた頃に、中部電力がグローバル事業に4,000億円程度の戦略的投資をすることを知ったんです。投資規模的にも、海外事業に関われる機会や海外出張・駐在のチャンスが多そうだと感じましたし、一つひとつのプロジェクトの投資額が100億円規模と大きく、タフな環境で挑戦し成長できると感じました。もちろん、ガスから電力では業界が変わりますが、投資業務の進め方などは活かせますし、自分の知識や経験の幅を広げるチャンスだと思い、転職を決意しました。

現在の仕事内容

いつ起こるか分からない国際情勢や国の方針の変更。常に緊張感を持ち対応。

――― 現在の仕事内容を教えてください。

グローバル事業本部の連結決算総括・業績管理を担当しています。決算情報などから投資先の財務状況を把握し、経理部門など社内の関係部署と連携しながら、グローバル事業全体の業績について予算・実績管理をしています。また、新規に投資検討する段階の案件にも参加。経理面からの調査検討を実施するなど、幅広い業務に携わっています。

――― 仕事のやりがいはどんな点でしょうか?

海外投資では、「大統領が変わった」「海外企業への投資の誘致の方針が変わった」など、国際情勢や国の方針変更のリスクが常にあります。もちろん、予想できない部分も多いのですが、「これは保険でカバーできる」など、事前のシミュレーションが重要になってきます。このような課題や難局が起こっても、信念を持って、仲間と一緒に乗り越えて、最後に祝杯をあげるのが何よりも楽しいです。

――― 中部電力ならではの「海外投資」の特徴はありますか?

海外投資の経験が豊富なメンバーが集まっているので、常に刺激を受けています。10件以上の投資実績を持つメンバーも多く、膨大なノウハウを蓄積。また、投資規模が大きいためチームで対応していますが、強い個が集結しているからこそ、強いチームで向き合える安心感があります。長期にわたって大変な時期を心強い仲間と乗り越えていくのが醍醐味です。

――― 印象に残っているお仕事を教えてください。

中部電力が出資するベトナム企業「ビテクスコ・パワー」の予算・事業計画を作るため、ハノイに訪問した時です。ビテクスコ・パワー社の社員と打合せしたのですが、お互いに母国語ではない英語での交渉ということもあり、初日は議論が深まりませんでした。しかし、翌日、翌々日と昼は議論を重ね、夜は食事を共にする中で距離を縮めていきました。信頼関係を築き上げ、最終的に予算・事業計画をまとめられたのが嬉しく、とても印象に残っています。

前職時代との比較

裁量権の大きな働き方。自分自身の意思で、投資を実行。

――― 前職との違いはどんな点でしょうか?

投資基準でしょうか。投資規模が大きいにも関わらず、「これはやってはいけない」という基準がないことに驚きました。当然、投資なのでリターンは考えますが、それを満たせるのであれば、自由度高く投資ができます。この裁量権の大きさは中部電力ならではだと思いますし、経験や知識を持った方であれば、その力を存分に活かせる環境です。

――― 海外出張などの機会はありますか?

プロジェクトによって変わりますが、多い人は月の半分は出張していますね。投資前の調査など、やはり現地で確認する業務を担当すると多くなる傾向があります。グローバル事業本部にはさまざまな業務がありますが、海外駐在や海外出張の機会は多数あるので、希望があれば周りに発信し、挑戦することができます。

――― 中部電力の風土や雰囲気はいかがでしょうか?

幅広い年齢層のメンバーが活躍しています。家庭を持ちながら働いているメンバーも多く、お互いに助け合いながら仕事を進める風土が広がっています。「子供の行事でお休みをとる」「家庭の事情で早めに出社し、早めに退社する」など、突発的なことが起こっても全員でフォローします。

――― 働き方やプライベートではどんな変化がありましたか?

フレックス勤務や在宅勤務、各種休暇制度が整っているので、積極的に活用し効率的な働き方を実現できています。家族の状況に応じて、柔軟な働き方ができるので助かりますね。残業もあまりしなくなったため、早めに帰って子供のお風呂、絵本の読み聞かせ、寝かしつけをするのが楽しみです。土日もしっかり休めており、休日出社をしたこともありません。

――― 最後に、今後の目標について教えてください。

プロジェクトマネージャーとして、自分自身が培ってきた経験や知識を同僚や後輩と共有しながら海外案件の開発に貢献していきたいです。また、自分がプロジェクトマネージャーとして関わった投資先に海外駐在するのも目標の一つですが、出張ベースでも良いので海外事業の現場と関わり、節目節目でたくさんの仲間達と喜びを分かち合いたいですね。

募集職種一覧をみる
募集中の求人への
ご応募はこちら